RED GLOBE

入り用

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思うところがあって、久しぶりに書いてみる。

入り用があって、増えているギターの一つを手放そうかとアトリエから引き上げてきた。
一番弾かなさそうなものを。

楽器はただ並べて飾るコレクションではなく、弾くものである。
ただ数が多くなると、あまり弾く機会がないものが増える。
数が多い、それは大抵3以上かも知れないと思う程
普段使いは2〜3に限られてくる。
それ以外のものは、普段用をなさない可哀想なものになってしまう。

引き上げてきたものを久しぶりに、2年ぶりくらいかもしれない
そっとつま弾いてみると、これがいい感じなので困る。
エレキギターだがフルアコと称されるタイプは
ボディが共鳴してアンプを介さないでもその善し悪しがわかる。
楽器としては作りも良くとてもいい状態に保たれている。

楽器には、中古、ビンテージと言われる市場があり
経年変化を良しとするエイジングという考え方がある。
作られた時からすでに生き残りが始まっていて
同じ材で作られていても同じ条件で保管されていても、
年が経つにつれ変化は異なる。
音も枯れてきてよくなると言われている。

この辺りが木製品の特徴でもあり、魅力でもある。
木は製材されてからも、製品化されてからも年々変化していくからである。

このギターには非がない、一度手放すと二度と取り戻せることはないだろう。
そう思うと、何が入り用なのかよくわからなくなって
結局別の方法を考えることにした。
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by red-globe | 2013-06-17 12:49 | 心境