RED GLOBE

Paint it White

さんざん悩んだ末、部屋の壁を白く塗っている。

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なぜ悩んだか?
それは自分の部屋ではないからである。
正確には自分の部屋だが、壁は大学のもの、と言うべきか。
個人が占有的に使える個人研究室だから、
塗り直すことにさほど問題はない。はず。

環境施設課にお伺いをたてた。
本当は「塗りたかった」わけではなく「塗って欲しかった」のだが
「やったことがない…」との返答で、業者発注とかは毛頭ない様子。
「塗っていただけますか?ペンキ代は出しますし。」(笑)
ならば、塗る!で決定。

この部屋は前任の先生が30年来使ってきて、
良くも悪くも、煤けていて払拭しきれないものを感じていた。
建物、実習室、工房、工作機械 すべて以前のまま
それは悪くはないのだが
新任の私にとってはゴーストが存在する。

ゴーストは本当に出るわけではない。
ここは我が母校で、以前のままであることに懐かしさと同時に
精神的な心苦しさもつきまとう。
当時の自分、友達、、すべてが
そこかしこにいてもおかしくないのだ。


だから、白で塗る。(もともとはクリーム色だった。)
壁そのものは変わらなくていい。矩体はそのままでいい。
表層だけでも新しくしたい。
そして、そのチャンスはまだ僕の何もない今しかなく
だから、そう決めた。

先に着任して3年目のU先生がやってきて
「僕も悩んだよ、だいぶん悩んだけど(笑)」
彼は気持ちだけ白くすることにしたようだ。
一緒に笑って、後で(まだ半分しか塗れていないが)
「良くなったじゃない!」
そう云ってくれて、救われた心境。
明日から授業開始。
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by red-globe | 2008-04-08 22:23 | 物件