RED GLOBE

超えられない壁

学内の工事で仮設壁がぐるりと一回りできた。
そこに落書きがある。落描きの方が正しいかもしれない。

実はこのニュースは新聞で知っていた。
小さなコラムでたわいもない記事だったが
学長のコメントとして
40周年の記念年でもあり、この壁に何かできないか?
などと考えているうちに先を越されてしまった、、
良いものがあれば残したい、、というような
ゆるい話だったように思う。

それで少し気になっていたのだが、
それはやはり大それた表側ではなく山側の裏びれたところから
始まっていて見そびれていた。

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期待していたか?と訊かれると然程でもない。
だが、落書きというのはどこか後ろめたい反社会的行為で
そこに世相や主張を垣間みれる場かもしれないし
それはネットの裏サイトなどへの書き込みや中傷とは
一線をふまえた外向きな衝動のようにも思える。

その発想の根底には、あの「ベルリンの壁」が
偉大な金字塔のごとく存在し
崩れ去ることが本当の自由であったように、
邪魔な存在に対する反抗をイメージして
そうであって欲しいと密かに思っていたのは確かである。

学長のコメントにもそんな含みがあったのではないだろうか。

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落描きがその範疇をこえて
通りすがりの者の目にとまる、立ち止まる、何度も見てしまう、、
残したい、そう思うとすればそれは立派にアートである。
自前のキャンバスやスケッチブックを捨てて挑めばいい。

でも、そこに行き着くには、簡単に超えられない壁がある。
外で他人様の壁にすれば立派な犯罪行為、迷惑行為である。

んーまだまだあまいんじゃない?
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by red-globe | 2008-05-13 22:07 | 物件