RED GLOBE

型取り新素材

学生から足の型を取りたいという相談を受けた。
人体の型取りで有名な作家と言えば、すぐに
ジョージ・シーガル (George Segal) が浮かんで
ならば石膏帯がいいのでは?と答えた。
ギプスを作る素材で布に石膏のついた便利な素材である。

数日して彼は別の素材を持って来た。
石膏帯など今はもう使われていないらしく、
それはアルミ製のパウチングされた袋に入ったハイテク素材だった。
袋に書かれた説明によると、開けたらすぐに使いきること
つまりすぐに固まってしまう不思議な包帯だった。
これは便利そうだと早速使ってみる。

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開けるとベタベタとした樹脂のしみ込んだ目の荒いクロスで
とりあえず生足の彼女にくるくる巻いてみる。
5分程で固まってカンカチコになった。
使用感は悪くないらしく巻かれた方もいい気になっている。



固まるとさすが医療用でびくともしないらしく
ひょこひょこ爪先立ちで歩けるほどだ。
面白い。

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問題はこの後
これを上手く外さないと、型取りの意味をなさないのだが、、
じつは大変なことになる。

硬くてはさみがたたない。うまく切り分けられず四苦八苦する。
しかも足には何も塗らずにやってしまったから所々張り付いて
きれいにとれなくなってしまった。
痛いだとか、大丈夫だとかいいながらお湯につけたり
まるで手術のように4人がかりで往生した。

本来の使用法を超えた実験は失敗で
この新素材、上手く使えず散々な目にあった。
反省。日々勉強。要注意。
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by red-globe | 2008-07-01 23:56 | 制作