RED GLOBE

カテゴリ:作品( 53 )

そう、作品名がいつも困る

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夕暮れ時の三条大橋は実に京都らしい風情をかもちだす。
河床の灯りがなんともいい感じ。

展示中の作品は、最近ちょっとはまっている壺と蛸の組み合わせ。
魂胆というのか、コンセプトというのか、いろんな思い入れはあるけれど
それを上手く作品タイトルに出来ないのが最近の悩みである。
…と言うほども悩んでいないから、適当な感じになってしまう。

壺は何か隠しているような、どことなく秘密めいた器
そして、そこに潜んでいる蛸は欲の象徴
蛸足は触手ともとれる艶めかしさがあり、
誘い込んでいるようで
狙っているようで
取り込んでしまうとそう簡単には手放さない、逃がさない。

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ギャラリーなかむらで、是非、御覧下さい。

ちなみに作品タイトルは「美脚壺」としました。
私はこれに弱いのです。

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by red-globe | 2011-08-20 22:04 | 作品

彫刻家工房見学

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先日、天気のいい日に小門光男木彫記念館に学生を連れ立って行ってきた。
以前から2回生が木彫を始めるのに、何か「気づき」のようなことができないか?と思っていた。
小門さんの記念館は捜して見つけたのではなく
ひょんなことで知り合ったというのか、出会った、いや偶然ではないような感じで導かれた。

こういう言い方は失礼かも知れないが、決して著名、有名作家ではない。
地味に、コツコツと、ひたむきに歩んできたすばらしい作家である。
世によくある一個人作家の記念館や美術館は、代表作や選りすぐりだけの
がっかりさせられるところも多いが、ここは作品量、質共に圧巻で充実している。
おそらくそれは、どこかを切り取って見せられているのではなく
キャプションも説明書きもなく、ただ雑然並べられた作品群に生の姿が感じられて
作家の人柄が見える、とても居心地のいい場所である。
そして、普段ここは子どもアトリエをされていたり、
最近では合唱をされていたり、日常使われている場所なので
風が通っている、遺産になっていない
そういう活きた空間の良さがあるから、かもしれない。
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by red-globe | 2011-05-22 18:52 | 作品

卒業制作展で思うこと

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この時期の、この展覧会に付き合うようになって、もう20年以上になる。
最近の傾向は、尖った作品がないこと。
とんがった作品とは、荒削りではあるが、情熱や感情を剥き出しにして力強く
社会に対してもの申すような反骨精神、パンク・ロックのごとき衝動の表現である。

そういうのは、ない。全くない。

考えてみると、若者の中に、ツッパリもパンクも存在しないし
当たり前だといえばそうである。
街中にメンチきってるヤンキーは存在しないし、
「メンチ」も「ヤンキー」ももはや死語である。
若者はグレていないのか?おとなに反発していないのか?
いや、ネットの中には卑下中傷の言葉が溢れ、すぐに「死ね」とかいう。

芸術は、創造的、創作の場であるから、かなりポジティブであるといえるが
作品のコメントを聞くと、ちゃんと
「ここがおかしいと思って」と、社会批判的な理由から作品化しているものも
少なからずいる。
だがそれが表面化することはなく、柔らかい殻でコーティングされて
巧みで技巧的で、真面目でおとなしく表現されているように思う。
つまり、メーターが振り切っていないのである。
感情も、情熱も、大きさも、なにもかも大声ではなく、囁いているかのようだ。
だから、流行りはtwitterなのかな?

いつだって驚異なのは若者のエネルギーである。
歳をとるとこれに期待して、憧れるものだ。
そういう作品を前にすると、一瞬たじろぐし焦る、負けそうになるもの
そんなのが何処にも見あたらない最近は、やっぱり寂しい。

ところで、そんな最近を創っているのは誰だ?というと
紛れもなくおとな、つまり俺達だ。
大学でよく耳にする傾向として、学生を指して「生徒」という教員だ。
もはやこれは当たり前のようになってきている。
教員が学生を「生徒」にしている。そのうち「児童」とかいう人も出てくるのか?
さすがにそれはなくても、「お客さま」とか「神様」とか、、、
あるかも知れない。かも知れない。

やばいよ。
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by red-globe | 2011-02-19 22:27 | 作品

元立誠小学校で

昨日から元立誠小学校で、京都学生芸術作品展2010が始まった。
11の大学から100名の学生が出品している展覧会
こちらの委員をしているので、
準備ー搬入ー作品設置の一連業務を手伝っている。

精華からは9名の出品、いずれも大学院生である。
洋画、版画、映像、陶芸そして立体
他コースの学生にふれる機会は意外と少ないのだが、
今回プラン段階から話をあれこれ聞いていると、
それぞれの制作には芯があってなかなか面白い。
そして大学に愛着を持っているのがよく解る。

大学4年間でなし得なかった延長戦
年齢的にも旬であり、迷いつつも成熟していく過程は
とても魅力的に写る。

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by red-globe | 2010-11-20 14:35 | 作品

終われない瀬戸内

先日、二度にわたって訪れた瀬戸内国際芸術祭だが
連日の大盛況で、見逃した作品も多いのも事実。
主催者にとっては嬉しい誤算だったのだろう。
観る側から云えば、大きなストレスであったのだが
自然環境がなんとかカバーしてくれて
ただ、ぼーっと待っていた時間の流れも心地よかった。

会期中は建設中で完成が遅かった作品+建築の新たな試みも多く、
今後どういうかたちで観られるのかも気になっていた。
どうなるか?どうするのか?注目していたのだが
年内はパスポート(鑑賞券)で観覧出来る作品もあるようだ。

ひとりのアーティストに対して、ひとつの美術館。。
実はこんな贅沢な作品はなかなかない。

私はなんとか閲覧できた豊島美術館もそのひとつで
観た者は多くは語らないが、(ネタばらしになるので、まだの人への配慮から、、)
建築が斬新で、あり得ない。
外観から観ても、大きな穴があいているし、中には柱がない。
全面にわたり曲面で、どうやってコンクリートを打ったのかと思う。
しかも、精度が高く、継ぎ目が感じられないのである。
とてつもないスケールの作品で必見である。
とても、面白い。

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犬島と地中美術館もいけてないし、
もう一度、行くのか?どうする?
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by red-globe | 2010-11-01 18:33 | 作品

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壺といってもいいものか、展示中の作品は「欲心壺」
人には欲があり、欲が向上心になることもあれば、仇となることもある。
欲はあまりきれいなことではなく、
慎ましやかに、献身的に生きることが美徳とされ
欲は戒めの対象となることが多いので、、あえて欲

この生きる上での裏事情みたいなのと
壺の形は実にシックリくると思う。
のだが、、、どうだろう?
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by red-globe | 2010-08-26 09:43 | 作品

事後報告

上賀茂神社で行われていた「上賀茂神社アートプロジェクト」が本日終了

最終日に家族で回ったが、10日あまりの会期中に
跡形もなく消えてしまった作品や
無残な状態のものもいくつかあった。
作品が気高く崇高なものであると、
こういった地域性のある展覧会ではうまく馴染まない。
休日は地域の子ども達の遊び場だし、作品も遊具のようになっている。
触れてはいけない、眺めるだけの代物では邪魔なだけである。
壊されても本望だと割り切って付き合う必要がありそうだ。

なのに、怪我をさせたり、事故があったり、見苦しくなってしまうと
責任や管理体制を問われてしまう。
そんな大事がなかったのは幸いであったが、複雑な心境である。

できるだけゆるく、されど凛として最後まで残ったものが本物なのか?
作品の隣でポーズをとり記念撮影されていたりすると
ああ、よかったね、、と思う。

撮影禁止、、じつはこれもアートの世の常
今時それではアートは浸透していかない。

明日、朝から搬出である。

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by red-globe | 2010-08-09 01:45 | 作品

強くあること

今日は学生時代の友達と飲んだ。
戦っている。
仕事とか社会とか、景気とかいう得体の知れないものと

戦う以上、負けないのは強くあること。
そして、強くなるというのは誰かと比べてではなく
誰かに比べられることではなく、育てること。
人は人として産まれ育つ
そして、次なるものを産み育てる。

育てるというのは、負けないこと
負けないものは自ずと強く育ち、育てる者も強くたくましくなる。
これが自然淘汰、摂理というもの。

展覧会は明日、最終日。

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by red-globe | 2010-03-13 00:33 | 作品

雨続きの今週

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冬が逆戻りした今週、個展が始まった。
大阪は家から1時間半、京都より暖かいのが常で着ていく物を一枚減らす。
だが、今週は寒い。しかも雨続きであまり良い感じではない。

展示中に画廊に詰めていると反省することが多い。
今回出来上がった作品はほぼ思い通りだが、
どうやら肝心の想いがなかなか伝わらない。
大阪で私が越後での体験を表しても、
来てくれた人にはピンと来ないようだ。
空間も、空気もあまりに違う。環境が変わると人も変わるのだ。
だから作品が薄っぺらく写っている様子で
思っている軽快には見えてこないようだ。

雪囲いをモチーフとしたときに、それを知らなければ
よくできた模型の家が切り刻まれているだけに見えるのではないか?
などと反省している。
基本作品解釈は受け手に委ねられているので仕方ないと思いつつ
伝えたい核となる部分で誤解があると共感は生まれない。
難しいなあ。。
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by red-globe | 2010-03-10 01:01 | 作品

卒業制作展

卒業制作展、始まっています。
ということは学年末、早いですね、忙しい訳です。

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画像は一昨日の搬入展示の様子、そして昨日の合評風景
(日付が変わってしまったが)
今回は例年の市美大陳(大陳列室)を離れ、2階での展示となり
幾分せせこましい感じ。
学生の集大成は拙いながら感じることも多い。

3回生展も同時期開催中である。
詳細は左側のブログリンクからご覧下さい。


今日もう一つ、書きたいことがあったが、それについては次回触れたいと思う。
それは「リンゴ」のお話。
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by red-globe | 2010-01-29 01:23 | 作品