RED GLOBE

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寄贈品

小学5年になった息子の参観に行く。
小学校は今や興味深い場所
少年の記憶にある小学校と、大人になってからのそこは
随分違いがある。
まずはすべて子どもサイズで小さいことに驚く。

階段の踊り場で発見。何かあるぞ
随分高い位置で普段使うことのなさそうなもの。なんだろう?

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近づいてよく見ると、、

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木製で「昭和三十九年度 卒業生寄贈」と書かれていて
なにやら蓋のようなものがある。
そうか、多分あれだな、、想像が膨らむと同時に
44年前のそれがとても気になる。あれだとすると、
まだ動いているのだろうか?
正確に刻んでいるのだろうか?

外から見よう!

寄贈品が44年前ならば築50年位、堂々としたしっかりした建築だ。
この外観に似合っているのだろうか?
壁を貫通させたくらいだから、仕掛けのあるものだろうか?
などと、

期待しつつ…
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by red-globe | 2008-04-21 22:14 | 物件

雨力

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雨力なんて日本語があるかどうか?(たぶんないが、)
雨の後気がつくと、雑草がぐいぐいと伸びている。
毎年植生が少しずつ変わり、裏庭はタンポポが多くなっていた。
うさぎでも飼おうか?
うさぎがタンポポを好むかどうか?(これも不確かだが、)
何かの絵本でそういうシーンがあったように思う。
ピーターラビットだったか。

もう草刈りを考えるシーズン到来だが、
ひたむきなタンポポを見ていると
この花が終わってからにしよう、、などと考えてしまう。
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by red-globe | 2008-04-20 20:28 | 情景

1968+40

京都精華大学、今年のキーワードはこれ
正しくは 1968
     + 40 こういう感じ?
この下に答えとして SEIKA とはいる。

開学以来40周年となる記念年
伝統と言うにはまだ遠く一世代目の終期
若いかというと中年?中途半端でややこしい歳である。
学生規模は4,000人 これも決して大きくない数字
小規模とも言い難い。

そして、本館が改修となり取り壊しが始まった。
開学当初の建造物はこれですべてなくなってしまう。
変わらないのは切り通しの岩肌のみ。

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たった40年で取り壊すような建築は建ててはいけない。
人類の恥である。老朽化してもそれが遺跡になるまで残す
それが叡知というものである。
それが出来ない国は経済的に裕福でも、精神的に貧しい。

日本は一方で、世界最古の木造建造物を誇る国でもある。
約千四百年前、この国の民族は奈良に法隆寺を建てた。

それと本館の安普請を比べる気はないけれど
なんだか切ない。申し訳ない。

家にしろ、ビルにしろ
一体何年の耐久年数を求めて建てているんだろう?
一旦停電になると水もでない、息も出来ないなんて(それは言い過ぎだが)
そういうマンションやビルが多く存在する。
そんなの人の住む場所なんだろうか?
なんだか切ない。情けない。
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by red-globe | 2008-04-16 01:10 | 物件

萌葱色

タイトルの萌葱色(もえぎ)とは、黄がかった緑色 新芽の色である。
今日まで萌葱を萌木だと思っていて、変換するとネギだと知る。
ネギの新芽の色だと知っても、実感がともなわない。
ましてあの萌えーとは、まあ無関係とは云わないが、、芽生えの季節。

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昨日頂いていた招待券を手に、国立国際美術館へ
エミリー・ウングワレー展に行ってきた。最終日である。

彼女はオーストラリア、アボリジニのプリミティヴ・アーティストである。
生い立ちやどういった環境で制作してきたかは、
僕らの生活を文明社会というならおそらく全く異次元で
その立ち位置というか、描く意味はまるで正反対の生き様であろうと
想像する。いや、想像出来ないくらい違うだろう。

ロビーにはわずかな手掛かりとなる映像が流れていたが、
制作は部屋とか家ではなく、大地で陽の光に溢れた簡単な屋根(テント)だった。
そして色とは本来絵の具ではなく、土や石だったわけで
選んだわけではない、そもそもそこにあった大地の色そのもので
すでにある天然色、それで描くならまるで違う訳である。
(後年はアクリル絵の具や絵画素材を使って描いていたようだが。)

例えば、僕らが田舎で見た風景に、土壁があり茅葺きがあり
瓦がありそして田畑の土の色があれば
それが僕らの色彩であり、天然であり、ルーツであり
12色の絵の具箱のそれとは違う、そんな元素の色を強く思った。

世界中で同じ色の揃う絵の具で描くことは
色彩感覚が画一化されていくだけで、便利だが何の意味もないことかもしれない。
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by red-globe | 2008-04-15 00:08 | 情景

Paint it White

さんざん悩んだ末、部屋の壁を白く塗っている。

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なぜ悩んだか?
それは自分の部屋ではないからである。
正確には自分の部屋だが、壁は大学のもの、と言うべきか。
個人が占有的に使える個人研究室だから、
塗り直すことにさほど問題はない。はず。

環境施設課にお伺いをたてた。
本当は「塗りたかった」わけではなく「塗って欲しかった」のだが
「やったことがない…」との返答で、業者発注とかは毛頭ない様子。
「塗っていただけますか?ペンキ代は出しますし。」(笑)
ならば、塗る!で決定。

この部屋は前任の先生が30年来使ってきて、
良くも悪くも、煤けていて払拭しきれないものを感じていた。
建物、実習室、工房、工作機械 すべて以前のまま
それは悪くはないのだが
新任の私にとってはゴーストが存在する。

ゴーストは本当に出るわけではない。
ここは我が母校で、以前のままであることに懐かしさと同時に
精神的な心苦しさもつきまとう。
当時の自分、友達、、すべてが
そこかしこにいてもおかしくないのだ。


だから、白で塗る。(もともとはクリーム色だった。)
壁そのものは変わらなくていい。矩体はそのままでいい。
表層だけでも新しくしたい。
そして、そのチャンスはまだ僕の何もない今しかなく
だから、そう決めた。

先に着任して3年目のU先生がやってきて
「僕も悩んだよ、だいぶん悩んだけど(笑)」
彼は気持ちだけ白くすることにしたようだ。
一緒に笑って、後で(まだ半分しか塗れていないが)
「良くなったじゃない!」
そう云ってくれて、救われた心境。
明日から授業開始。
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by red-globe | 2008-04-08 22:23 | 物件

春日和

出町柳まで行く。
今日は雨になるかと心配していたが、快晴。

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出町といえば鴨川
ここで加茂川と高野川が合流して鴨川になる。

こちらがややマイナー・イメージの高野川だが
ほんときれいになった。
子どもの頃は環境なんてなおざりにした魚も棲めない川だった。
「子どもたちに美しい川を残そう」
という立て札が立っていて
染色工場からの毒々しい原色の廃液が流れ込んで
人工の色で染め潰していた。

それはここに限ったことではなく
日本中がそうであったように、産業最優先のすさんだ光景だった。

そう思うと、現状のCO2削減とか環境改善も
ちょっとがんばれば手の届く目標である。
やればできる、なせばなる。

あ、これは僕の好きな言葉
為せば成る 為さねばならぬ 何事も
成らぬは人の 為さぬなりけり

何処までもポジティブである。
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by red-globe | 2008-04-07 01:23 | 情景

心象

京都は桜満開である。

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毎年繰り返される春陽に輝く桜だが
「これまでに観た中で、一番綺麗な桜は?」
この問いに答えられる風景はあるだろうか?

私の場合、今までこれを越えたことのない桜がある。
それは、中学1年の春、通学路に咲き誇っていた桜である。

学校の規定では通学距離が半径2kmを越えると
自転車、電車等の手段が選べることになっていた。
自宅は中学から2kmの位置からほんのわずか手前にあり、
やむなく徒歩で通学することになっていた。
つまり徒歩圏内最も遠い一人である。

しかもそれまで通っていた小学校とは逆の方向
少年の早歩きでも25分はかかる。

中学は3つの小学校区から通っていて1学年45人学級が9クラス
今では想像もつかないマンモス校で、なれない学生服の詰め襟
風紀も乱れていてとても楽しかった記憶はなく、不安ばかりだった。
よくお腹が痛くなったり、朝礼で倒れそうになったりしていた程。

その桜並木は住宅地の用水路脇に500mほど続いていて
どれも古木、花が大きく空を覆うように咲いていた。

桜は花だが、私の桜はおそらく花ではない。
記憶の桜は思春期の心象風景である。
淡い恋心とか、甘酸っぱい切なさなんてきれい事ではなく
悲しみに似た例えがたい記憶である。

画像の桜は、その桜
30年後の同じ木に咲く花

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by red-globe | 2008-04-05 22:35 | 情景

カニの手

4月新学期、新年度、心機一転再発進なのに
学内には山があった。鉄の山。
業者がやってきてそれを積んでいく。それがスゴイ。
イメージ出来ていたのはトラックとせいぜいユニック(クレーン状のもの)
それかフォークリフト。

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やってきたのは操縦席が高いところにあるでっかいカニだった。
これで、こうやって
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ムンズとつかんで、へし曲げたり破壊したりしながら
荷台に要領よく積んでいく。
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その様は鉄が紙のようであり、軽いティッシュをつまみ上げるようで
おおよそ人が繊細になにかを製造するのとは違う
破壊兵器の一端をみたようで圧巻、凄いの一言だった。

必要な力を創り出すことの出来る人間は
創ることも壊すこともかなり上手にできる。
そして、創造と破壊は隣り合わせで
作品とゴミも紙一重?でないことを願う。
こういう産業機械のもつ機能美は
お洒落系デザインなんか遙か遠くに霞んで、飛んでいってしまう。
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by red-globe | 2008-04-04 09:45 | 業務

Brand-new comer

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報告が遅れましたが、私、4月1日付けで新職となりました。
ありがとう。新人です。
職種はこれまで通りですが、若干厄介なものも背負っています。
責任とか品位とか、評判とか批評とか、、そういう、、。
勿論これまでも社会常識的には当たり前のことでしたが
今までの任期期限付きの(パートのような)仕事とは
ちょっと、ちょっと重みが変わります。ちょこっと重い。
家族の生活は少し楽になるのかな。

幼稚園では娘が
「お父さんはサラリーマンになるんやで。」と友達や先生に
公言しているようで(どこでそう決めたんやろ?)
そういわれると就職です。ついに。。残念(笑)

一生働かずに生きよう、生きてきたよと
嘯いていこうと思っていたのに。

ですが、ここで公約します。
なんていったら大げさですが、
仕事=辛いなんてのはそもそもダサイ。まして人相手の仕事で
Dreamer ですから最大限楽しくやります。
夢とは理想を追い求めること、教育も限りない理想の追求です。


そういう意味では、絶対に働かされません。(笑)
Love & Peace !!

画像は就任式のあった国際会館から望む宝ヶ池
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by red-globe | 2008-04-03 00:44 | 業務

森美術館

一時一躍脚光を浴びた六本木ヒルズも、もう何だか過去のようで
ああ、そんなことあったよね、、流れの速さに驚く。
そんなビルにお似合いのグレーの雲行き。

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HILLS の上には森美術館がある。
観てきた展覧会は ART IS FOR THE SPIRIT : Works from The UBS Art Collection
UBS のアートコレクション展である。
UBS と言われてもぱっとこない?証券会社か?
UBSと書きながらUSBと読んでいる自分がいるくらい。
そのコレクションは現代美術の新しめをしっかり網羅していて
ちょっとした入門書のようだった。映像作品、中国作品も多かった。

その最上階美術館とチケットがセットになっているのが展望台?ラウンジ。
この辺がお登りさんにはありがたい。
観光は上から見下ろすのが気持ちいい。山からならもっと気持ちいい。

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うん、この眺めなら天下を取ったような
東京?日本?ちっちゃいねえ、、うぬぼれるには充分のロケーション
必要以上に成功すればここを城にするといい(笑)
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by red-globe | 2008-04-02 21:53 | 物件