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旨味

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先日美術館で合評を行ったが、そのときの様子
作品の後ろに立つのが作者である。
この作品は実は美術館のような大きな空間には合わない。
線が細いからである。繊細。
そして、肉眼(二眼)でみるより、カメラのような一眼のほうが
モアレが起こって面白い。

でもどうなっているのか?ちょっと解らないだろう。
一体何なのか?

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拡大しても、まだ何も解らないだろう
何でできているのか。
線の太さは0.5mm 1本の長さは7cm位といえば
察しがついただろうか?

シャーペンの芯と消しゴムで出来ている。
「へえーっ」でしょ。
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by red-globe | 2009-01-30 02:51 | 作品

卒制

今時は短縮して卒制などというのが卒業制作、4年間の集大成であるが
勿論卒業するのは私ではなく、学生 制作するのも学生
つまりは他人事、間に合おうが出来上がらないだろうが
そんなこと知っちゃいない、、なんて容易に割り切れない重要業務である。
そして、おこがましくも長年作家として生きてきた私にとって
学生の作品完成は、就職活動よりずっと大切に守ってあげたいことでもある。

そして心の中で思う。
経済性の裏打ちなく、商売っ気なしに、誰に指図される訳でもなく
ただ一心に作品に打ち込むその精神が、彼らの行き方に何か影響を与えてくれることを
その精神をきっと何処かでまた誰かに伝えてくれることを
正しいと信じてめざすその先の光となることを

そんな彼らに時として夜通し付き合うことが
決していい方法でも楽な方法でもない、むしろ信じがたいサービスで
それは世の中では通用しない甘いやり方だと解ってはいるけれど
最後まで全力で走りきる 
そういう格好良さを示してやりたい。

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本日より日曜まで、そのゴール
京都市美術館でご高覧頂きたい。
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by red-globe | 2009-01-28 03:47 | 業務

鋳造

木で創っていた枯木又分校の模型を鋳込む。
鋳込み=キャスティングはあまり一般的ではない言葉で「?」の人も多いのでは?
型に金属を溶かして流し込む技法である。
金属でなくても、プラスティックでも出来る。そう思うとあれもこれも
キャスト製品は日用品のそこら中にある。

この制作は型取りに明け暮れる。制作工程が実に多い。
そう思うと木彫なんかよりずっと手間がかかる。

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画像はもう鋳込み上がった状態、型から割り出しているところ
家のかたちの下になにやら棒がいっぱいついているのが「湯道」
ここを真っ赤に融解したブロンズが流れ込んだ訳である。

素材を置き換える、金属にするとどうなるのか?
耐久性が半永久的になる。重厚になりできあがったものは象徴的になる。
この金属の質感は凄い。強く濃い。
はまりそうである。

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by red-globe | 2009-01-17 18:30 | 制作

1月と云えば

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芸術系大学にとっての1月と云えば、卒業制作、進級制作の追い込み時期である。
会場なる市美では今月末より毎週取っ替えひっかえで
いくつもの芸術系大学や高校の展覧会が行われる。
当然今の学内はそわそわと慌ただしい。

今日は日曜だが自分のデスク・ワークを研究室に持ち込み
工房が使えるように鍵を開けてやる。
責任者というか管理者というか、まあ、用務員、工房番のようである。

研究室でこそこそやっていると、
昨日は「ここ、どうすればいいですか?」「あれ、使ってもいいですか?」
とかで、出たり入ったりしていたが、
さすがに今日は本気で制作している、本気で切羽詰まった者しかいないようで
音はすれども姿は見せない。
今日は少ないのかと思うと結構来ていた。そして進んでいた。

作品が出来ていく過程は想像の翼を広げて行くようで面白い。
だが、創造することには苦労しているようだ。
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by red-globe | 2009-01-11 17:47 | 心境

初詣 北野天満宮

京都で学問の神様と云えば、北野天満宮
梅で有名、天神さん(月に一度開かれる古道具市)で有名
そして、牛で有名である。そう丑年の今年は本家本元とでも云おうか。

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境内の至る所に牛の彫像がある。
牛の頭をなで、その手で自分の頭もなでると賢くなるという。
簡単である。安直である。信心である。
年始めから触りちゃんこで、牛も大層磨かれていることと思う。
そこで、

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中央が私の左手
しっかりと撫でてきたから、これで安心である。(何が?)
ま、これでいいのだ。
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by red-globe | 2009-01-03 16:44 | 情景

A Happy New Year 2009

私の旧知の友人や、過去をよく知る人達は
今年は君の年だね、、なんて云う。
だが年男ではないし、特別大それたことを目論んでもいない。
何か表彰された、、ということもない。される予定もない、、今のところ。
まだ明けて2日目だ。

今年の干支はというと、「丑」
かつての作品テーマであった。代表作かもしれない。
わりあい評判が良かったし、理屈抜きにして解りやすかった。
自分自身では理屈抜きなのが辛くて
「何故牛なのですか?」そう訊ねられて「。。。」答えようがなかった。
なのに何故だかどんどこ作っていた。牛乳飲みながら。

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この作品を前にして飲む牛乳は本当にうまい!
絵や写真、本物の牛では駄目、これが一番うまい!
嘘じゃないって(笑)

この作品の真意はそこにある。
「True Life」 1993年

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by red-globe | 2009-01-02 03:20 | 情景