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告知

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大阪で個展をします。いつもの信濃橋画廊です。
今回は7月に越後妻有アートトリエンナーレに参加する
「京都精華大学 枯木又プロジェクト 2009」吉野央子作品の
プロローグとなる作品
案内状もごらんの通り、ばーんと枯木又分校です。
まるで自分の母校のようですが、何度も通っているうちに
それ以上の感情も生まれて来ています。
作品は校舎を模ったものでもあり、象徴的な案内状です。

現在制作中で、それで更新が途絶えていたり、、、
作品は順調?相変わらず土壇場ですがまあがんばって制作中。
よろしくご高覧下さい。

吉野央子作品展 枯木又プロジェクト 2009
2009年3月16日(月)〜21日(土) 11:00-19:00(最終日17:00)


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by red-globe | 2009-02-28 19:15 | 制作

就職セミナー

大学で学生の就職セミナーがあった。
セミナーは業務ではない。昨年始めて就職した私の出る幕ではない。
むしろ学生には、就職するな!とか云ってみたい質であるから
そういう話はピントがあわない。
それを解っているのか?いないのか?就職課は招集しないから
まあありがたい。

だからそんなことがあるんて、学生がリクルートスーツで
うろうろするまで気がつかなかった。
研究室でなんだかんだしていると来客があった。
一瞬スーツ姿で眼鏡をかけた彼が誰だか解らなかった。
学生時代の友人で今は大阪で家業のブロー成型会社の社長をしてるN氏
求人活動である。
彼は同じクラスで一時期同じバイト先、そして一緒にバンドをしていた親友
久しぶりの再会である。
「どう?最近」と訊ねると
第一声は「あかん、最悪やで。こんなん続けば戦争が起こるで」
かなり厳しいようだ。
それでも、やっぱり大卒が欲しい、高卒とは考える力が違う
今のご時世、中小の町工場が正直大卒を雇えるような経営状態ではないけれど
自分の責務は技術者を育て伸ばして行くことだから
採用は止めないんだと話していた。
「やっぱり若者の教育はええな、羨ましいわ」
と、学生時代と変わらないキラキラした眼で話していた。スピリットが熱い。

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そして、帰り際に「あ、そうや、これ、あげるわ」
といって渡されたのがこれ、
「ホンダの車には全部うちの部品が入ってるで」
物作りの遺伝子は脈々と受け継がれ、息づいているのである。
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by red-globe | 2009-02-20 19:18 | 業務

続 雪の枯木又

枯木又の雪画像、まだまだある。
「犬も歩けば棒に当たる」
言葉通り、何かすると画像も増えるし、ブログの更新頻度も上がる。

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それにしても、人、撮っていないなあ。
ってことで、人。

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落ち葉も雪のホワイト・バックだと宝石のようにキラキラしている。
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by red-globe | 2009-02-16 14:56 | 情景

鋳物仕上げ中

先日鋳込んだ作品の修正と仕上げをしている。
作品の表面に黒く焼け付いて金ブラシで擦っても取れなかった焦げを
酸につけ込んで取る。
流れ込んだ金属熱で酸化皮膜が出来ていた。

通常希塩酸や希硫酸を使うらしいが、安直にサンポールでやってみた。
よく取れるのだが、パーツごとに色味が違う。
同じようにやったつもりでも基本化学物質の化学反応
つけ込む液の濃度や時間で変化が違う。
なんとかなるはず、、でもちょっと困った。
奥の家の色がいいのだが何しろ経験が浅い、色々試すしかないようだ。

そう、厳密に云うなら手前の2つと奥では溶かした炉も
1回目、2回目で微妙にブロンズの成分が違うかも。
彫刻はときに化学でもある。
、、、とか
かっこいいけど基本フィーリングです。

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by red-globe | 2009-02-15 18:29 | 制作

枯木又雪体験03

かんじき、履いたことあるだろうか?
最近はスノーシューと言うお洒落でハイパーな感じの「かんじき」が
アウトドア・ショップでも販売されていて、、これが結構高価であるのだが
それを持っている友人に借りようと思っていた。
が、一足違いで慰安旅行に出掛けていて、断念した。
スノーシュー・ツアーなんてのもあって、雪の里山を散策するのも
ちょっとしたブームになりつつあるようだ。

その「かんじき」が宿泊している交流施設「のっとこい」にあった。
ちなみに「のっとこい」は越後の方言で「あったかい」の意味だという。
ここには何でもあるし、居心地はいいし、
そもそも枯木又集落はエコ・ミュージアムといって
これまで都市交流を盛んに行ってきた経験豊富な集落で
何より部外者に開かれた印象がある。だから、人が良く居心地がいい。

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お借りしたのはハイパーではなく、ノスタルジックな原型のようなこれである。
かんじきをつけると、夏には低木や雑草に阻まれる森の積雪上を、
雲の上のような気分でサクサクと空中遊歩が楽しめる。
最高!である。

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毎朝、朝寝坊の同行者はそっちのけで
散策を楽しんできた。

写真は桐のつぼみ、春には薄紫の花がつく。
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by red-globe | 2009-02-14 17:05 | 情景

枯木又雪体験02

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今日は画像だけです。
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by red-globe | 2009-02-13 12:30 | 情景

枯木又雪体験

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豪雪地帯にその雪を体験に行く。
そのつもりで出掛けたが、今年はかつてないほど、
あり得ないほど雪が降っていない。
地元の人に言わせるなら「少ない」のではなく
「ない」 と云うくらい降ってはいないようだ。
おかげですんなり出掛けられたが、想像を絶する世界でなかったことは少しがっかりだ。
積雪70㎝ 例年なら2m はある土地の話
それでも、僕らには一通り遊んで、戯れるには充分ある。

ここには何もないのか?
普段都市の生活にないものがすべてあるのか?
静けさも、自然も、人も、
言葉足らずになるほど、充分あるように思う。
土地の人とも随分いろんな話をしたが
生き方をライフ・スタイルなんて言い方では語れない
スタイル=格好ではない営みを感じられた。

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by red-globe | 2009-02-12 11:59 | 情景

入試事情

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大学受験とそれを取り巻く状況が様変わりしているのは
すでにご承知の通りかもしれない。
少子化とインフレでいい話は何処にもない。
ここ数日の新聞見出しも、赤字、削減、解雇、、
年度末の先行き暗い話ばかりで気が滅入る。

私が大学受験していた頃、裏方(つまり大学側)にどんな苦労があったのか
なんて知るよしもなかったが、受験生が多ければ多いなりに
現状のように減ってきたらまたそれなりに苦労がある。
芸術系大学の入試課題には「実技試験」がある。
つまり絵を描く試験があり、それにつきものなのがモチーフである。
問題もモチーフも学部、学科、コース等でそれぞれ異なる。
モチーフは大抵3〜4点、日用品から生鮮食料品までそれぞれ趣向を凝らして
必要数準備しなければならない。しかも、極秘で。
今の私の担当なんて数はしれているが、それでも40〜50本の大根とか人参とかは
一般家庭の消費量、購買量にしてはかなり多いから
さりげなく新鮮なものを期日にあわせて用意するのには神経を使う。
80年代なんて1000人規模で行っていたから、想像しただけでうんざりする。
そう思うと少なくて良かった、、だろうか?
少なすぎても、、困る。

そして当日、そう今日で3日目の試験期間中それぞれのコースから任命された
入試委員は試験が滞りなく行われるように、万が一に備えるために、
学内、本部教室に待機していなければならない。
それは「大切な存在」ではなく「居ることが大切」な修行のような状態で
その間にちょこっと制作、、は無理、せいぜい本読むかパソコンカタカタやるか
である。
後は普段あまり交流のないコースの先生とサロンのように情報交換に花が咲く。
雑談である。

受験生がんばれ!せめてそう思うと多少気分も晴れる。
自分がやる方が楽だったなんて、受験生の時には全く想像もしなかった。
時々外に出て空を眺めて気分転換である。
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by red-globe | 2009-02-07 21:53 | 業務

絶句

前回お届けした「卒制」の搬出、ほっとする。
派手ではなかったが、それぞれの確固たる個を感じさせる作品が多く
ほっとする。
そして、作品=表現の価値観の変容を感じる出来事もあった。

第一に、作品にお金をかけない。お金をかければいい作品が出来る、、
なんて云わないが。学生はお金が無いものである。
彼らは乏しい金銭のなかでめいっぱいお金を注ぎ込み、制作した
そう思っているはずである。きっと
原石を磨き上げ、手塩に掛けてさらなる価値を産み出す、、
そいう感じではないのである。
これは、そういう時代だということかもしれない。
生活の中に溢れるギミックの世界、
安価で変わりがいつでも手に入るイミテーションでデコレーティブなもの
本物の乏しい日常に生活しているのである。

第二に、それだから作品を大切にしない。一種イベント化しているから
仮設であり、解体することもいとわない。
仕方ないよ、無理だよ、置き場がないよ、、そうだろうか?
それはそれに匹敵する価値を産み出せなかったからである。
昨日創ったものは明日にはもう出来ない。
そういうのがアートであり作品である。
そういうものは簡単に色褪せたりはしない。
そういうものは素材から厳選しなければ成立しない。
どんなに頑張っても、パソコンの中では創れないもの
クリックひとつで簡単に消去できないもの
下手でもそういうものがカッコイイに決まっているのだが、たどり着けないでいる。

ここの下にそういう解体された作品の画像をのせるつもりだったが
想い留まる。痛い。

それは知らない間に本人がダイブして壊していた。
ご丁寧に動画まで撮っていたが、そういうことだったのか?
それも含めて、作品のコンセプトだったとは思えないし
それなら残らないもの=美味しく食べてしまえる料理や野菜や果物や
そういうものを創る方がいい。
経験として残る旅行やライブやイベントで充分である。
いや、むしろそうあるべきで、簡単に壊せるものなんか
どっかの営利主義の企業につくらせればいい、そうに決まってる。

ものに執着しない。
ものは有り余る程あるから一見真理を突いている様に
勘違いするが、ものを介して、もったいないとか大切にするとか
そういう信念を得る。
ものも大事に出来ないやつが人を大事に出来るだろうか?

俺たちはそんなんじゃないよ。
そんなこと否定して、頑固に本物を目指すひねくれ者になろうぜ。
ものをつくるな、精神をつくれ。
その精神はゴミ箱の中に放り込んじゃ駄目だよ。
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by red-globe | 2009-02-03 01:51 | 作品