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RED GLOBE

個展修了

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春はなにかとしんみりする季節、個展無事終了しました。
残念ながらお会いできなかった方、遠方よりお越し頂いた方
ありがとうございます。

無事終了なんていっていいものか?前にも書いたが今回はあくまでも前哨戦
WBCなんてのもやっているが、あれに似ていて
予選通過なのか、準決勝なのか、はたまた決勝進出を懸けた敗者復活戦なのか?
まだ負けた気はしないし、負けるわけにもいかない終わりが始まった感じである。
そもそもアートには勝ち負けなんてないけれど、自分自身に対してはきっとある
負けられない気持ち、終われない気持ち、区切りをつけたい気持ち
そして、簡単にいかない周囲の要因。

枯木又プロジェクトは
今回の作品をそのまま持っていって完成、なんてことはみじんもなく
どちらかというと記憶をただ「匂わせた」様な今回の個展
そして今のもっぱらの悩みは、学生達をどう絡ませて行くのか?ということ。
そう思うと、私の枯木又プロジェクトのプランを
今思っていることよりもっとオープンにして
丁度監督として誰にどの守備範囲を守らすか?次、誰をバッターボックスに向かわすか?
くらい他力本願でもいいのかもしれない。
指示はしても結果を恐れない方法。
これがプロ集団なら何も憂いはない。でもこれはプロ集団ではないから
もしかすれば釘1本打てない4番打者で「がんばれベアーズ」かもしれない。

いまのところその可能性が高いし、どういうわけかこういう挑戦に
今の学生は乗ってこない。
野球を9人でやりたがらないし、やるなら野球ゲームを1人でやる感じだ。
そう、相手すら必要なく機械相手にただひたすら打つ
バッティングセンターみたいだ。

そう思うと、やっぱり悩む。

「がんばれベアーズ」はアメリカ映画で、うまくない寄せ集めのような
少年野球のチームが努力とラッキーと底力を発揮して勝つ
絵に描いたような(嘘みたいな)サクセスストーリー
それでも愛らしい子どもたちの活躍で、いつの間にかガンバレ!って
心の中で思うような映画(だったと思う)

by red-globe | 2009-03-22 23:50 | 作品